赤兎馬トータルブランド化プロジェクトX〜赤兎馬ハーフパンツ・1st〜
文/赤兎馬 代表 柄沢隆志

■序章

三国志ブランド赤兎馬がスタートして早4年弱!
はじめはTシャツからパーカー等の企画をはじめて行き、今ではジャージやジャケット、バッチ等の小物を
販売するようになってまいりまして、たくさんのお客様にも愛されるブランドに成長する事が出来ました

しかしウェアアイテムはトップス(上半身関係の洋服)が主で
元々からの目標だったトータルブランドには、まだまだ到達出来ずにいました
そうなのです、赤兎馬にはボトムス(下半身関係の洋服)が無いのです!上物しかなかったんです、、、
赤兎馬を御愛用いただいているお客様からも「トータルで赤兎馬を着たい!」と言うご意見が多く
やっぱりアパレルブランドとしてはトータルで赤兎馬ブランドを着てもらいたいし、
「そろそろボトムスを企画したい!」と言うのが
わたくしをはじめ赤兎馬スタッフ一同の気持ちでした

しかしボトムスはちょと上物と違って、中々作るのが難しいのです、、、、、
まず運動量が多いので生地を丈夫な物にしなくてはいけないし、縫製的にも強く作らなくてはいけない
あと上物(Tシャツやパーカー)は色々着替えたりするので、デザイン的に面白く企画出来るのですが
パンツなどでハデハデと言うのもちょっとな、、、、、、?と言う感じになってしまいます

やっぱりパンツは出来るだけシンプルで、色々なTシャツ等に合わせられる物が良いだろう
赤兎馬が作るからにはシンプルであってもカッコ良いもの、そして色々とこだわりたい!
そういうハードルの高さが今まで二の足を踏ませて、一歩を踏み出せずにいました
でも時は来たのだ!大変だけど何処にも負けない究極のパンツを作ろう!
そういう事で逃げるのをやめて今回のプロジェクトがスタートしました。

■スタートの章

着やすさや男性も女性も着れると言う点で作るのは
ハーフパンツにきめた。

まずはリサーチ、世の中のハーフパンツはどんな具合だろう
原宿・代官山・青山・中目黒と色々なブランドやセレクトショップを見て回り
品質やデザイン・価格帯など調べた
やはりデザインが良くてこだわって作っている質の良い物は
12000円〜20000円前後してしまっている、、、、、、
ハーフパンツでこの価格では自分としても手が出ない
自分が買えない価格でお客様に買ってくれとは言えない!
そうだ品質はこだわったままで価格は自分だったら買うと言う価格にしよう
そこでコスト等を考える前から価格は決めてしまおう(商売人としては失格だな)
そう思い他の赤兎馬スタッフの前で「赤兎馬ハーフ1stは7880円で販売する!絶対に変えない」と宣言した
(これがあとで大変な思いをする元となる)

そして工場探し。赤兎馬が作るからには一流の物を作る
何処にも負けない良い物を作りたい、だから工場選びは重要だ!
大量生産が出来るわけではないので、中々受けてくれる工場はないだろう、、、、、
でも手を抜くわけにはいかない

◆赤兎馬スタッフが考えた、絶対引けない工場選びのポイント

・小ロット(作る量)で作れる工場
・洋服に対して熱意があり手を抜かない工場
・技術的に高度で丁寧な工場
・人間として信頼できる担当者のいる工場

難しい条件だ!
元々、私柄沢と坪松は洋服を1から作っていた人間なので縫製の目は厳しい
<参照(赤兎馬を始める前の事)http://www.plastic-rouge.com/souten/rika/index.htm

とりあえず、仕事関係やアパレルの友人関係、タウンページ・ネットと様々な手を使って
工場を探し交渉した、でも中々良い工場は見つからなかった。

条件が難しすぎるなー、、、、、、(汗)
何日も工場探しの日々は続き、条件を言っては断られ
実際に工場へ行って見ても今度は私達が納得できない、、、




ちょっと挫けそうになった頃
一本の電話がかかってきた、相手は工場の事で声をかけていた
前からお世話になっているファッション関係のMさんだった
「うちの会社でも最近取引を始めた工場なんだけど、良い所だから話だけでも聞きにいってみない?」
内容を聞いてみると、なんと某有名ブランドNの服を一手に引き受けていると言う工場だった
(その某有名ブランドとは、雑誌などでもいつも特集されていて、品質の高さで有名な
代官山系の若手ブランドだ)

うーんあそこのブランドが使っている工場だったら良い物を作ってくれるかもしれない
「でもロットや値段が心配だし、うちみたいな若手ブランドの引き受けてくれるだろうか?」
と言ったところ
普通だったらやらないらしいけど、服が好きだと言う熱意のあるブランドだったら作ってくれるらしい
たとえ小ロットで難しい注文でも受けてくれるらしい
逆にいい加減なブランドとはいくら金を積まれても組まないと言うところらしい

熱意ならある!でも心配だ、私達の熱意、、、、、伝わってくれるだろうか、、、、、、
後日その情報をくれたMさんと一緒に工場へ話を聞きに行く事になった



■工場の章

工場へ行く日、私は胃が痛かった
散々探してやっと見つけた条件にあった工場!そこで作りたい
でも「熱意のある志の高いブランドだけとしか組まない」という言葉が、胃に重い物をのっけている
熱意はある、でもうまい事喋れなかったら断られるかも、、、、、、、
テンションあげて行こうテンションあげて テンション テンション パッション

いよいよ工場の会社へ、ビル一軒丸々そこの会社だ
でかい会社だなー
何だか昔の入試面接の事を思い出したりしてテンションさがる
だめだテンションだ!




中に入ると中ではあちらこちらで打ち合わせだのサンプル検討などをしていた
ふと聞こえた言葉↓
「(サンプル見て)えーとここの部分をもう少し大きくしましょう、そしたら各サイズ3000枚づつ作りましょう」
3000枚!!!!各サイズって何サイズあるんだよ!S・M・Lでも9000枚だぞ!パンツのサイズ展開だったら、、、、
あー考えられない
ひぇーすごい世界にきてしまった。こんな事では
いくら熱意があったって100枚とか200枚という小ロットでは引き受けてくれないだろうなー
またテンションがさがる、、、、

席へ通され担当の人をMさんと待つ事になる
5分くらいして担当の人が来た
名刺をもらい見てみるとなんと担当さんの役職は統括部長!!
すごいオシャレなお兄さんだ、ぱっと見どこぞのスタイリストのようだ!
一緒に来てくれたMさんは知り合いらしく挨拶してる

「いやーどうもヨロシク、ヨロシク、Sです」
爽やかだ爽やかだけどもう面接は始まっているかも、、(汗)

S部長の話を聞いているとなんだか
最近は通常ブランド担当はやらないらしく、今でもやっているのはあの某有名ブランドNだけらしい
それをきいて余計卑屈になって行く

とりあえず赤兎馬というブランドはどういう事をやっていて
どういう方向性でコンセプトは等々という話をした、テンションあげて
どうやら興味を持ってくれたらしい

おそるおそるロットや価格の話をする事にした
赤兎馬「あの、まだ小さいブランドなんでロットはいっぱい作っても200位しか作れないんですが?」

S部長「ロットは関係ないよ、作ろうと思えば30枚でも良い、問題は良い物作るってことなんだよ」

赤兎馬「値段的には7880円で販売したいので、あんまり高くは出せないんですが、、、?でも品質の低い物は作りたくないんです」とデザイン的な細部やクオリティを説明した。

S部長「その価格で販売出来るように色々工夫して行こう、色々コストを抑える方法はあるから。でもこだわる所はこだわろう!いっしょに良いもの作ろうよ」とそっと手を出し握手してくれた。

やっとその時がやってきました(「その時歴史が動いた」の松平さん風)
その時赤兎馬ハーフパンツ1stの工場がきまったのです。


■物作りの章

やっと工場は決まりました
細かい話は後日となり、他のスタッフも交え生地素材・ジッパー・ボタン・ステッチ等細かい打ち合わせが続きました
S部長から色々良い提案をしてもらったり、それによって新たな発想が私達に生まれたり
本当に楽しい打ち合わせで、あー物作りっていいなーと思っていました
普通のブランドだったらここまではこだわれまい!良いパンツが作れる、と断言できる
私はコストの事も考えず、あーしたいこーしたいと色々言いたい放題言ってしまった。

打ち合わせを終えた帰り道
同席した赤兎馬スタッフの一言
「あんなこだわって、良い生地使って、本当に7880円で販売できるの?」
うっつ、、、、忘れてた販売価格7880円に設定済みだったので、凄く心配になったが
私の返答
「オレもプロなんだから、先に上代いってあるし何とかなるだろう(大汗)」
その夜心配であまり眠れなかった



翌日、S部長に朝一で電話
S部長「あーちょっとコスト難しいけど何とかなるでしょう、値段はサンプル作ってみないと分からない」
けっこう軽いお答え、、、、、サンプルが出来るのを待とう
うーん赤字は出ないだろうけど、商売にはならないかも、、、
しょうがない!トータルブランドへの道だ、最初に価格を断言してしまってちょっと後悔
でもその価格で売りたいんだ、、、、、、、、、、、、、、、!!!!!だって


■サンプル・内容公開の章

サンプルが出来た、緊張して取りに行くと
S部長が「でーきたよーーーーー〜〜!!!」と言ってサンプルを持ってきた
凄い!出来た、言ったとおりに、いや思った以上に良い

無いところから何かが出来た!赤兎馬ハーフパンツ1stだー

という事で内容紹介

生地チノ硫化染め
一度色を染め脱色しもう一度染める、そうする事によって、きれいな古着風の良い風合いが出る、しかも今回の赤兎馬ハーフパンツ1stは出来上がってからもう一度ワンウォッシュかけました。
フロントボタンアンティークゴールド調のドーナッツ型。ビンテージのジーパンとかでよく使われています ジッパーフロントボタンと同様の色の金属のジッパーを使用
カンヌキ
ポケットの端などにほつれ防止で入れる物ですがそれを糸を変えて赤くしました(赤兎馬の赤!)

このちょっと糸の色を変えると言う所が、ちょっとばかしコストがかかったりするんです、、、
玉ぶち後ろポケット入り口部分/片玉にして、通常の玉ぶちより太めに作りました、その部分を赤兎馬のブランドカラーの赤にしました、そして両ポケットの端には方天画戟と青龍偃月刀が向き合っています、関羽と呂布のどちらが真の赤兎馬乗りかを争うように。


コスト価格は商売的には厳しい感じですが
大丈夫な範囲で止まってくれていました、多分S部長が色々頑張ってくれたんだと思います
だから7880円のままで販売できます



サンプルは殆ど修正する点がなく量産開始
そして本日2005年7月23日商品が届きました!
S部長「普通はこんなに早くはできないんだよ〜」
そうなのだ工場探しなどで時間を使ってしまっていた為かなり押してる所
無理行って超特急で作ってもらいました
出来上がって来た物もサンプルと変わらず出来が良く、赤兎馬としてもかなり自信作です!


それでは出来上がった赤兎馬ハーフパンツ1stを御覧下さい


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