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| スタッフが内緒で持ってきてくれたジャンプをロフトで読んでいるところです。 ロフトではたかしとごうさんが一緒に寝てます。 (けっこう広くて3人くらい普通に寝れます。) |
第九回 寒いニューヨーク
この時季ニューヨークはとても寒い。
アパートの中は暖房ががんがんきいているので薄着でいられるけど
出かける時はタイツはいて、靴下はいて、ジーパンはいて、ロングブーツはいても
足が超寒い!!!
しかもりかはいつもくりくりパーマを2つにしばっていたので耳が寒い!
耳あて無しで外に出たら一瞬で痛くなる。
(だったら髪の毛しばるな!)
と思うけど、テレビに写る時はなるべく目立つようにトレードマークとして
いつもしばってた。
おかげさまでみんなが初対面の時「くりくりで2つにしばってた人!!!」
って言われます。
印象って大事ですからね。
ちなみに今はロングのストレートです。←関係ないけど。
そんなことはさておき、
今日はさっそく課題が発表されるのです。
(今度はどんなのが出るんだろ?)
(またお店に置くのかな?)
スタッフがアパートまで迎えに来て歩いて行った。
どんどん歩いていくと第3次審査でよく降りた駅
アスタープレイスに着いた。そこから西へそのまま進むと
UNTITLED(3次審査で置いてもらっていたお店)に着く。
けど今度の場所は駅から南へ下るらしい。
ブロードウェイという通りをずっと南へ歩いて行った。
途中にはタワーレコードがあって、その通りはけっこう
活気があった。しばらく行くと一つのお店に着いた。
(まさか、またお店に置くのかな?)
(この状況だとそうだよな)
スタッフはもちろん何も教えてくれないので探り探りだった。
3次審査の時もどこの駅で降りるとも言わず、降りる駅の一つ手前くらいで
「次で降りるよ」と教えてくれる。
最初はかなりビビっててもっと早く教えてくれー!と思っていたけど、
最近は慣れてきて教えてくれないならこっちが勝手に想像する!
というようになった。
でもやっぱりいつもびっくりする。
さすが「ア○ヤン」だな、と思った。
お店は「ボンド07バイセリマ」←もちろん英語。
外から見た感じニューヨークというよりヨーロッパの雰囲気がするところで
カラフルでとてもかわいい感じのお店だった。
「セリマ」はサングラスで有名。日本でも売ってる。
(日本に帰ってきてから知ったんだけど。)←しかも旅行雑誌に載っていた!!!
ここのお店はサングラスがメインだけど奥には洋服やかばん、帽子、
アクセサリーなども売っている。
りか(ねぇ、たかし、ここのお店プラスティックルージュに合うよね!)
たかし(そうだね、うちら有利かも!!!)
そう、こんなにこそこそ話すのもちょっと自信が湧いてきたからで
今度のお店はホントにかわいい!!!
プラスティックルージュの服がぴったりあいそう!!!
なかに通されるとちょうどオーナーのセリマさんがいた。
セリマさんはとても笑顔で話してくれた。
でもりかは(これは営業用スマイルだな、けっこう怖い人にちがいない!)
と思った。←ヤな奴。
実はりか、1年間だけど大手アパレル企業
(2○区・I○B・カル○ンクラ○ンなどのブランドを持つ会社)に勤めてた。
しかも配属先が百貨店の伊勢○だったので販売接客はとても厳しくしつけられていた。
だから営業用スマイルかどうか一発でわかるよ!←たいした自慢になんないけど(笑)
高校と専門の時マク○ナルドで接客係としてバイトしてたし。
だからセリマさんの話終わった時の一瞬の顔は見のがさなかった。
・・・やっぱり、怖い。
お店のスタッフも若い日本人がたくさん来たのにもかかわらず、
ふっつーうに仕事してた。
課題がお店のスタッフから発表された。
「ここのお店に合った服を19日までに作る。
何着でもいいし、その間に何度かに分けて納品してもよい。」
(なーんだ、3次審査の時より楽じゃん。)
りか 「ねーたかし、今回自由だから楽ちんだね。」
たかし「何言ってんの!?自由だけど自分で決めなきゃいけないんだよ!?
数をたくさん作ればその分クオリティーを下げなきゃいけないし、
納品も何回も行けばお店の人とコミュニケーションとれるけど、
その分作る時間がなくなるんだよ!?」
りか 「そっかー、そうだね、大変だ!!!」
たかしは頭がいいので一瞬でそこまで考えていた。
というか、りかが脳天気なだけかも・・・・・
課題が発表されるとお店の商品をいろいろ見てまわった。
ここでもカメラがまわっている。
なるべく映るようにしないと。
テレビって見ている人が洗脳されるでしょ?
たくさん映っている人は受かるのかな?とか、
応援しなきゃ、とか。
だから最近はなるべく映った方が有利なのかと思って、
みんなと違う物見たり、急に違う所行ってみたり、たかしとこそこそ
話したりした。←だいぶテレビが分かってきたかも。
そうするとカメラがこっちにくるから
(よし!!!)と、思った。
うちらだけカップルだから、スタッフに聞かれる事といえば、
下ネタ系。スタッフがほとんど男の人ってことと、
たかしがいじられ系だからだとは思うけど、
りかはそういうのあまり慣れてなくて、すごくいやだった。
高校は女子校で専門も女ばっかりで、会社も女ばっかりだったから
そういう下ネタ系でからかわれるのは苦手。
今ならだいぶ慣れたけど。
(たかしに大人はこういうもんなんだ、って教わったから)
この時は必死に服作ってたからほんと、やだった。
だからこういう時にきちんとテレビに映っとかないとね。
こんどのお店はとても広くてかわいい物がたくさんあった。
サングラスもひとつひとつに名前が付いていた。
たとえばジョンとか、けいことか。
ただ値段がちょっと高いかも。
だから納品する時もそこをきちんと考えないと。
プラスティックルージュらしさが出せそうなので
りかはとてもはりきっていた。
お店を出るとおきまりのコメント撮りがあった。
もちろんカメラ目線はだめ。
スタッフの質問も復唱してから答える。
スタッフの声は放送されないからだって。
スタッフ「課題を聞いてどうですか?」
りか 「課題を聞いて、今度は難しそうだと思いました。」
こんな感じ。
コメントは他の人のは聞けない。
他の人がコメント撮りしてる時は遠くの方まで行って、
見てはいけない。泣くかもしれないしね。
コーディネーターのもりさんに聞いたんだけど、
このお店の道をはさんで、前のアパートの最上階に
ドリ○ムが住んでるらしい。
ワンフロア貸し切ってるらしい。金持ちだな。
そんなことはさておき、また生地屋を探さなくては。
近くで、イメージに合う生地屋さん。
今まで買っていた生地屋さんは、どっちかっていうと
キラキラ系。スパンコールとか、レースとか。
でも今度のお店は綿の生地がいいと思う。
だからまた1から生地屋さんを探さないと!
うちらは今まで買っていた生地屋さんで、
日本語のわかる所があったのでその人に聞く事にした。
クイーンズか、チャイナタウンの近くにあるらしい。
しかもセリマさんのお店の店員さんにかおるさんという日本人がいたので
その人にも聞いてみたらチャイナタウンの近くだと教えてくれた。
今度は誰にも教えない事にした。
3次審査の時はみんなで助け合ってここにファスナーが売ってるよ、とか
ここは安くしてくれるよ、とかみんなで教えあっていた。
でも4次審査は最終審査だからそんな甘い考えじゃいけない!
ごうさんに「どこでかったの?」とか聞かれても
「いつもの生地屋さんだよ」って感じにごまかした。
(あきらかにいつもと違う袋だったけど・・・)
しかも結局教えちゃったけど(笑)←嘘付くの2人とも下手なんだもん!!
川内さんはそういうのは聞かないから。
さっそく教えてもらった生地屋さんに行った。
電車で南へ下る。
SOHOよりも南。
キャナルストリートという駅で降りると、
ここはニューヨークじゃなかったっけ!?
と感じるほどまさに「中国」だった。
駅からすぐの所に何軒か生地屋さんがあってそのうちの一つに
何でも揃っている大きな生地屋さんがあった。
また38st.(3次審査の時行ってた生地屋さん街)とは違う雰囲気だった。
中に入る時はもちろん「は〜い!」と声をかけて入った。
いつもりかは二つにしばっているので中国人だと間違われた。
ここのお店の人もアメリカ人じゃないので、英語はあんまりうまくないので
聞き取るのがけっこう難しい。
生地を切る担当の人がいて、その人にいろいろ聞いた。
その人は無愛想なんだけど、陽気で鼻歌というか、替え歌を歌っていた。
内容は「うちの〜生地は〜〜安いよ〜〜〜みんな〜買ってね〜〜♪」
こんな感じだった。←もちろん英語。
生地は思った通りの物がたくさんあって
選ぶのに困ったけど結局たくさん買った。
もう、わくわくしてしょうがない!
かわいい生地は見つかるし、セリマさんのお店はかわいいし☆
たかしもやっと可愛い服をデザインできるのでうれしそうだった。
よ〜し、1位になるぞ〜〜〜!!!
がんばるぞ〜〜〜!!!
<つづく>
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| ↑りか/メイク お気に入りの豹柄のソファーに座って 出かける準備(メイク)してるところです。 手前に見えるキキララの目覚まし時計は小学校1年の時から お世話になっているすぐれものです★ |
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| 左)もうすっかりテレビに慣れてしまって、上着は迷彩、パンツはパジャマのGAP、 スリッパはわらじ風サンダルと一見お洒落に見えてしまう(見える訳あるか!!!) そんな素敵な格好で作業しているところです。 右)4人でGAPに買い物に行った時(4人とも1ヶ月分の服しか用意してなかったので) 買ったパジャマでおやすみなさい・・・です。右に写っている水色の箱は 深夜番組でもおなじみ「エアロベット」ごうさんがロフトの上に持っていって寝てます。 |
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| チャイナタウンにあるマックの看板です。 一瞬中国に来たような感じを受けます。 |